1971-1980

北米の既存組織は、カナダの新会社から支援を受けることになりました。1974年、Liebherr-Canada Ltd.がオンタリオ州のバーリントンで油圧式掘削機の販売を開始しました。

アメリカ大陸に進出し、同年2月、ブラジル、サンパウロにあるグアラチンゲタにLiebherr Brasil Ltdaを設立しました。船舶用クレーン、港湾用クレーン、造船所用クレーンを中心に生産がスタートしました。

1970年代も半ばを過ぎた頃、リープヘルのエーインゲン工場は限界を迎えていました。この時点で、ハンス・リープヘルは船舶用クレーンの生産拠点をネンツィング（オーストリア）に移すことを決定し、チロルにあるテルフスでクローラ式トラクタとクローラ式ローダの量産がスタートしました。

建設機械の駆動・制御システム部品製造のために、スイス、フリブール地方ビュルにLiebherr Machines Bulle SAを設立しました。この拠点では現在、ディーゼルエンジンやガスエンジン、油圧部品などを生産しています。

1980年2月にまたも新しい工場がオープニングを迎えました。それ以来、この東チロル（オーストリア）にあるリエンツ工場では、主に業務用の冷凍・冷蔵機器が生産されています。