このクレーンキャビンの大きな特徴は、その大きさだけではありません。見渡しの良さも自慢です。外から見ても明らかに新しくなったと分かるLiCAB^®では特に現場を広々と見渡せるように設計されています。デザインと素材を追求し、視野角を25％まで拡大しました。

前方、そして下にある現場をしっかり確認できる新しいLiCAB^®で安全な作業を。キャビンには、視界を妨げる落下防止支え棒の代わりに安全ガラスを採用しています。ここからなら、常に現場をクリアに見渡すことができ、現場の人や機械の安全をしっかりと確保することができます。

スケーリングプロセスは、クレーンの試運転の中で最も重要なステップの一つです。新開発されたスケーリングアシスタントを使えば、このプロセスも必要なパラメーターをあらかじめ用意されている入力欄に入力するだけです。制御システムが自動的に正しい負荷曲線に合わせ設定を行います。バックグラウンドでは同時に、設定のロジックチェックも行われています。スケーリングアシスタントを使えば、難しい作業でも、これまでよりはるかに簡単かつ安全にスケーリングを行うことができます。

常に最新の状態を維持するためにアップデートは無線で行われ（OTA）、常時最新のTC-OS機能を使用することができます。クレーン運転士や組み立てエンジニアは、アップデートが通知されると、都合のいい時間に、ディスプレイをタップするだけでアップデートがスタートします。完全なパッケージのダウンロードが完了するまで、アップデートは有効になりません。つまり、接続が切れても、前のバージョンのTC-OSで何の制限もなく、クレーンを確実に運用し続けることができます。

動画入力を介してリープヘルトロリーカメラシステムを新しいディスプレイに追加することができます。接続すると、12インチのディスプレイが分割され、上にクレーンのデータ、下にトロリーのカメラライブ動画を表示します。カメラのズームは、運転士が何もしなくても自動的にフックの高さに調整されます。2台目のディスプレイを購入する必要はありません。クレーン運転士が快適に、完全にクレーンの動きを監視することができます。

現場の動作範囲システム（ABB）の調整は、TC-OSのグラフィックがしっかりとサポートしてくれます。制限範囲の形状はリアルタイムでグラフィックとしてシステムに描き出され、クレーン運転士は、カーナビを使うかのように地図のアラインメントを自由に調整することができます。つまり、ディスプレイ上でクレーンとその周りの環境のどちらも動かせるというわけです。