グループ
1991-2000

世代交代:サクセスストーリーの新しいページ

1993年、創業者であるハンス・リープヘルが他界しました。彼が残した遺産、グローバルに事業を展開する健全なファミリービジネスは、これを機に、二代目にバトンタッチされました。

ハンス・リープヘル。この企業を形作ってきた彼の哲学は、今日まで企業哲学として受け継がれています。

1993年 創業者他界

1993年10月7日、創業者のハンス・リープヘルが78歳で他界しました。最後まで、グループの総責任者として活躍してきた彼の偉業、

46もの企業、15,000人の従業員を擁し、年間40億ドイツマルクの売上高を誇るこの巨大な組織は、この日から、彼の子供たちによって引き継がれることになりました。

父の遺志を継いだ2代目は、マネージング・パートナーとしてグループの未来をリードしていきます。

リープヘルのコンクリートミキサー車が中国市場を制覇。

1996年 中国に初の合弁会社を設立

第二世代が、偉大なる父親の意志を引き継ぎ、新しい市場に進出していきます。1978年に北京に最初の代理店が設立されて以来、リープヘルは中国市場での販売、サービス、生産活動の拡大を重視しその活動を展開しています。

1990年代半ばには、江蘇省徐州市で中国企業との初の合弁企業がスタートしました。この企業はコンクリートミキサー車や据え置き型コンクリートプラントの開発・販売に力を入れています。

コルノイブルク(オーストリア)で空調技術を取り付けるスタッフ

1997年 暖房・空調技術 - あらゆる分野のイノベーションを活用

1960年代以降、航空機やヘリコプター用の空調システムの開発・製造を行ってきたリープヘルは空調技術の分野で確固たる地位を築いてきました。

開発されてきた技術をあらゆる産業分野で活用することによって、新しい市場を獲得するための駆動力が生まれました。1990年代末までに、空調製品の分野は鉄道車両の暖房・空調技術にまで拡大されていきました。

どんな現場にも対応できるレンタル機器の数々。

1997年 レンタル業をスタート

リープヘルが様々な市場における重機需要の増加に対応するために、Liebherr-Mietpartner GmbHを設立しました。

この企業では、リープヘルの建築機械だけでなく、他のメーカーのミニ掘削機、コンパクトローダー、圧縮機、解体ツール、コンプレッサー、発電機、伸縮式スタッカーなどもレンタルしています。