モバイルおよびクローラクレーン

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新しいクレーン制御システム – 使い慣れた設計に新しい装い

リープヘルの新しいLTM 1110-5.2を初めてご覧になったら、その外観にびっくりして。もう一度落ち着いて見てみようとするかもしれません。リープヘルではこの移動式クレーンに新しい運転室を装備しました。技術的にも変更点がいろいろあります。中でもいちばんの注目は新しいLICCON3クレーン制御システムです。

受賞歴を誇る新しい運転室

この新しい運転室はすでに見本市「Bauma 2019」で紹介し、顧客の方からフィードバックを受けてきました。多くのご意見、ご要望を量産開始に際して取り入れることができました。新しい運転室もLICCON3制御システムと同時に導入し、大きな相乗効果をもたらしています。

高品質のマテリアルと時代を超越したフォルムで際立つ現代的なデザインで、クレーン運転者にとっても大幅に性能が向上しています:

新しいマルチ機能ステアリングホイール

運転者側ドアの日よけブラインド

性能向上した継手、キーモジュール、新しいディスプレイ

リモートキーを使った中央ロックシステム、冷却ボックス、タイヤ充填圧力監視などのオプションでさらに快適になります。

運転室やクレーン室に最新の自動空調システムを装備し、非常に快適です。強い直射日光は太陽光センサーが検知し、暖房機能を自動的に制御します。ハンズフリー・マイクロフォン付きの標準搭載ラジオのほかに、拡張機能付きの2DINラジオもオプションでお求めになれます。

卓越したデザイン

新しい運転室の現代的なデザインは、リープヘルがドイツ・アマーブッフにあるDesign Tech社のデザイナー、ユルゲン・R・シュミットと共同で開発しました。このデザインが、アメリカの著名なグッドデザイン賞2020で「輸送」部門賞を受賞しました。グッドデザイン賞は1950年、エーロ・サーリネンとチャールズ・イームズ、レイ・イームズによって設立され、世界中の最も革新的で現代的なインダストリアルデザイン、製品デザイン、グラフィックデザインに贈られています。この賞はシカゴ・アテナイオン建築・デザイン博物館の主催で、同時代デザインに対する意識を高め、デザインおよび製造面をリードする製品およびメーカーを称えます。

上部シャーシ室ではタッチ機能付きのディスプレイによって、快適性と人間工学的デザインが大幅に向上しています。表示にも改良を加え、シンプルにしました。従来の制御システムを活かしていくことも当社にとっては重要です。そこで、これまでLICCON2クレーンを操作してきた方が非常に短時間の準備だけですぐに把握できるようになっています。

もう一つの注目点は、改良を加えた照明装置です。当社では、クレーン室や上部シャーシ、車両後部、フロントヘッドライト、伸縮ブームならびにジブ用の照明を最適化し、LEDを利用することができます。LED技術は長寿命で照明性能も向上しているのが特徴です。

もちろん外側だけでなくて中身、新しいクレーン制御システムも大切です。

リープヘルでは将来に対応した装備にしていて、LTM 1110-5.2では、新しいLICCON3クレーン制御システムを初めてクレーンに採用しています。第3世代のLICCON制御システム(リープヘル・コンピュータ制御)は、実証済みの操作性をベースにしています。

LICCON3により、クレーン制御の性能が向上し、シンプルになりました。

ニコラウス・ミュンヒ(制御システム部長)

新世代のクレーンの最も注目の部分は電子装置です。LICCON3制御システムは、最新のソフトウェア、高速のデータバス、新しいプログラミング言語、大幅に増加したメモリ、演算能力の向上、そしてさらに使いやすくなったセキュリティツールが特徴です。

ニコラウス・ミュンヒ(制御システム部長)

従来のLICCON2制御システムを活かしていくことも当社にとっては非常に重要です。リモートコントロールターミナルBTTなどの実証済みのハードウェアコンポーネントも取り入れられました。表示にも改良を加え、シンプルにしました。

クレーンデータの評価

当社のLICCON3クレーンは、標準で遠隔測定やフリートマネジメントに対応しています。今後はカスタマー向けポータルMyLiebherrから、関連するすべてのデータを閲覧し、評価することができるようになります。

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