タワークレーン

初仕事 マイン川を超えて活躍するリープヘル MK 88 Plus

橋は人々を運び、支え、結び付けてくれるものです。RigaMainz社の情熱的な運転士、そして熱心なソーシャルメディア・ユーザーでもあるシュテファン・アッシェンバッハ氏のレポートです。

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移動するMK 88

橋は自然に架かってくれるものではありません。人と人をつなぐために、橋は計画、建設され、維持されていかなければなりません。Riga Mainz社に納車されたばかりのリープヘルの移動式建設用クレーン、MK 88 Plusに、フランクフルトの斜張橋での橋梁メンテナンスという難しい作業が委託されました。

フランクフルトの斜張橋での橋梁メンテナンス。

1970年から1972年にかけて建設されたケルスターバハ橋は、ヘキスト工業地帯の端にあります。この橋は、鉄道および道路交通用のコンクリート製の橋としては初めての斜張橋であり、また、初めてのハープ型斜張橋でもあります。相互にぴったりと配置されたケーブルは、外気の影響を受け、時間の経過とともに腐食が進行しています。

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斜張橋で作業するリープヘル MK88移動式建設用クレーン。

北工場と南工場を行き来するこの工場のトラックは、いつもこの橋を通過します。この大切な接点は決して妨げられてはなりません。工場からの道は、数年前から自動車での通行が禁止され、歩行者や自転車専用のルートとして利用されています。

MK 88 Plusを現場に誘導するために、工場のセキュリティサービスが、工場の消防チームだけに通行が許可されている、通常遮断されたゲートを開けました。可変ステアリングコンセプト、アクティブリアアクスルステアリング、リバーシングカメラなどの装備のおかげで、ドライバーはクレーンを都合の良い設置位置へと90度のコーナーにリバースで入り込むことができました。支持幅5.75mとコンパクトなクレーンのおかげで、歩行者や自転車の通行に支障をきたすことも一切ありませんでした。

MK 88モバイル建設用クレーンのメリット

MK 88 Plusの大きなメリットの一つは、48tという軽めの総重量です。道路の全幅に空洞プレストレストコンクリートを使用しているこの橋。この橋梁メンテナンス作業には軽量の移動式建設用クレーンが理想的なチョイスとなりました。この移動式建設用クレーンをスーパーラッフィングジブ位置、45度に傾けられた状態にし、そこから吊り下げたケージの中で、2人の架設エンジニアがサポートケーブルとクロスストラットを点検・修理を行うという難しい作業を完了することができました。高さ調整が可能な昇降式キャビンを備えたこのクレーンでは、クレーン運転士と架設技術者が同じ目線で作業を進めていくことができます。サポートケーブルが「点検」されると、ただボタンを押すだけで「レベルラッフィング」オプションを無効にできる便利な機能も活用されました。

わずか1週間で、MK 88 Plusを橋の右側に移動させることができました。この右側にある50mの鉄塔では、石積みの部分に腐食が見られ、修復作業が行われました。

MK 88 Plusは、橋梁のメンテナンスで便利なだけではなく、野鳥の保護にも貢献することになりました。NABU(ドイツ自然・生物多様性保全連合)のメンバー2名に、この吊り下げられたケージから鉄塔の上にあるハヤブサの巣を観察するチャンスを与えることができたのです。巣の観察をするにはこのモバイル建設用クレーンの位置が離れ過ぎていたため、セットアップをそのままに少し移動させることになり、見ている人からも大きな歓声が沸き上がりました。

晩夏の気温は35度にも達し、人員にも機械にも負担が大きかったこの作業、予定よりも1日早く終了することができ、関係者全員にとっても大満足の結果に終わりました。

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37歳のシュテファン・アッヘンバッハは、Riga-Mainz社のMK運転士として4年間の経験を積んできた人物です。

私の感想: 移動式建設用クレーンMK 88 Plusは、スペースが限られた場所で、大きな作業範囲、高さをものともせず繊細な動きを見せ、素晴らしい仕事をしてくれる理想的なクレーンです。とにかく素晴らしいマシンですね!